知っておきたい、クリニックの「税務調査」と対策 

知っておきたい、クリニックの「税務調査」と対策

個人でクリニックを経営する場合、必要不可欠な存在となってくるのが「税理士」。
税理士と言っても様々な経歴やバックグラウンドを持つ方がおり、クリニックに合った税理士を選ばないと、十分なサポートが得られないことがあります。

ここではクリニックが税理士を探す上でのポイント・選ぶ上でのポイントをいくつかご紹介していきます。

1.税務調査とは?

「税務調査」とは、そのクリニックで税金が正しく計上され、収めているかのチェックのようなものです。
税務職員があなたのクリニックを訪れ、税金まわりを調査します。
税務調査というと家宅捜査され逮捕されるイメージを持つ方もいるかもしれませんが、基本的には確認ですので、そこまで怯える必要はありません(ただし余りにも悪質な場合は、検挙されるケースもあります)。
もし税金の申告漏れなどが発覚した場合は、後日その分を収める形となります。

なお税務調査は全てのクリニックに行われるわけではありません。
たとえば急に収益が激減したり、急に経費が増えたりなど、不自然な収支状況になっているクリニックが税務調査の対象となりやすいです。
また長期間(5年以上)税務調査が行われていないクリニックも対象となることがあります。

2.税務調査では何が行われる?

税務調査では帳簿や資料をもとに収支状況をチェックされます。
主に次のような資料の確認が求められることがあるため、用意しておく必要があります。

・決算申告書、総勘定元帳
・現金出納帳、預金通帳
・給料台帳
・源泉徴収台帳
・リース、家賃等の契約書
・経費として落としたレシート
など、お金の流れが確認できる資料の提示が求められることがあります。

これらの資料をもとに、計上した収入に誤りはないか、支出に誤りはないか、経費の算出に誤りはないかなどをチェックし、税金の申告漏れや虚偽を確認します。

3.税務調査での対策

こんなことも相談できる!

税務調査が行われる場合、次のような対策を事前に図っておくことをおすすめします。

・資料の用意
税務調査が行われる場合、事前に顧問税理士に通達がなされます。
税理士と相談の上、必要となる資料を洗い出ししっかりと準備しておくことが大切。
資料が足りないと疑惑の目で見られることもあり、税務調査自体が長引くこともありますので何かと面倒になります。
そのため、事前にしっかりと準備しておくようにしたほうが良いですよ。

・クリニックの整理
クリニック内に事業と関係ない書類や印鑑、通帳がある、経費で計上されていない高額な製品や機器があるなどすると、疑惑の目で見られやすくなります。
税務調査では机やロッカーなどを確認されることもあるため、クリニック内は税務調査の前に一度整理しておくことをおすすめします。

・心構え
税務調査にあたって、調査を拒否するような反抗的な態度をしたり、曖昧な返答をしたりすると疑惑の目で見られやすくなります。
快く対応できるようにマインドを切り替えておくことも事も大切です。

税務調査はあくまで確認ですので、正しく資料を提示し、正しく受け答えをし、税申告に誤りがないことを伝えられれば、問題なくクリアできます。
怯えず慌てず、冷静に対応することが大切です。細かなアドバイスが欲しいという方は、一度当事務所にご相談されてはいかがでしょうか。